エヴァンゲリオン「碇シンジ」が何故人々に共感を得られているのか?

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「逃げちゃだめだ!!」

このセリフ一回は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

 そう、これはアニメ「エヴァンゲリオン」の碇シンジ君が叫んだ有名なセリフなんだけど、これほどまでにインパクトがあったセリフは僕の中で他にはないですね。

 このエヴァンゲリオンの何がすごいって、何年経っても大勢の人に愛されているってことだよね!

他にも長年愛されているアニメもありますが、何か違う雰囲気を感じさせられるアニメでもあります。

そこで、僕が注目したのはエヴァンゲリオン主人公の「碇シンジ君」なのです。

碇シンジ君は14歳の中学生。そう、どこにでもいる中学生なのですが、この主人公「碇シンジ君」の人となりが世間に多大な共感を得ているのです。

アニメの中とはいえ、中学生が世間からの共感を集められるなんで凄いと思いますよ。僕が中学生の頃なんて、毎日コスッてばかりだったからね。

「碇シンジ君」は何故共感を得られたのか?

何故あんな弱虫男が共感を得られたのか?

それは、内なる思いを「態度と言葉」によってさらけ出したことが一番の共感ポイントだと言えます。

自分と同じ考え方や言動を持っている人に、人間は共感するという特性を持っていますので、碇シンジ君は僕らの代弁者とも言えるのです。

裏を返すと、人々が共感するようなことを態度か発言で示さなければ「共感を得られない」ということになりますね。

さて、それでは碇シンジ先生の発言に習って解説していきましょう。

碇シンジ的発言を現実に置き換えてみる

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「逃げちゃダメだ」

「僕だって乗りたくて乗ってる訳じゃないのに…」

「無理だよそんなの。見た事も聞いた事もないのに出来る訳ないよ」

 

すごい!凄すぎるよあんた!

悪い意味で言えばただの「ダダっ子」のように聞こえるけれど、これが重要ポイントなのですな!フムフム。

…このように、碇シンジ君が言い放った内なる言葉のセリフがありますが、みなさんは実際に言ったことがありますか?

ないですよね?!

まず、これが世間から共感されていない「あなた」と碇シンジ君の違いです。

では、早速「僕だって乗りたくて乗ってる訳じゃないのに…」を題材にして現実的に言い放ってみましょう。

お客様「なんなのこの商品?!全然使えないじゃないの?!(怒)」

僕「僕だって売りたくて売ってる訳じゃないのに..(ポツリ)」

お客様「…。」

 

…あれ…なんか違わない?これじゃ本社まで行き届くくらいのクレームになっちゃうぞ?!

…気を取り直して「無理だよそんなの。見た事も聞いた事もないのに出来る訳ないよ」を題材にやってみましょう!

上司「おいダンゴ!これやっといて!」

僕「無理だよそんなの。見た事も聞いた事もないのに出来る訳ないよ」

上司「…。」

 

…ハァァ?!…ナメてんの?!

僕が上司だったとしても、メチャンコイラつくわ(笑)

そう、ここまで書いてみて思ったことは、こんな感じのネガティブ発言は中学生にしか許されない特権だと言うこと。

大人が思っていても、なかなか言えない言葉を碇シンジ君が代弁しているからこそ、彼に共感する人が多いと言うのを再確認させられました。

そう、僕ら大人が人々を共感させるにはネガティブ的なセリフは避けるべきとも言えます。

それではこのセリフはどうでしょう?

「動け、動け、動け、動け、動いてよ。今動かなきゃなんにもならないんだ」、「…動け、動け、動いてよ。今、動かなきゃ、今、やらなきゃ、みんな死んじゃうんだ。もうそんなのやなんだよ。だから、動いてよ」

 

やる気…すごく感じたよ?感動したよ?

「逃げちゃダメだ」と言っていたナイーブな碇シンジくんでしたが、後半になるとこんなセリフを言うまで成長したんです。

やはり過程があっての共感なのです。

「あいつ前まではネガティブなこと言ってたけど、最近なんか違うな!」的なことですよね?

では、早速現実に置き換えてみましょう!

お客様「でもね~、契約するか迷っちゃうな~」

僕「契約、契約、契約、契約、契約してよ。今契約しきゃなんにもならないんだ」、「…契約、契約、契約してよ。今、契約しなきゃ、今、とらなきゃ、上司から雷が落ちるんだ。もうそんなのやなんだよ。だから、契約してよ」

 

…oh…。無理だわ…。絶対に契約したくねーわ。

まず、このアニメ的なセリフは「アニメでしか通用しない」ということがよ~く分かりましたね。

碇シンジだからこそ共感できる

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結果的にこうなりました。

彼はとても恵まれている環境で人となりを世間にぶつけたからこそ、人々に共感されたのです。

セカンドインパクトによる地球の大半が破壊されてからのボス的使徒の到来。そして突然世界の人々を守らなくてはいけなくなってしまった。結果、意味不明なロボットに乗るハメになった哀れな少年。

揃ってる。

全てが揃ってるよ。

ここまで悲惨なシュチュエーションが揃い、尚且つ中学生。そりゃネガティブ発言をしたって「そう思うのも仕方がないよな…」と思っちゃうもんね。

あと、大事なのは容姿だね。シンジ君は華奢で顔立ちがいいんだよ。

これが不細工でデブだったらどうする?絶対に共感できませんよね?

よくよく考えてみると、彼には共感できる要素がすべて揃っていたんです!気づかぬうちに!

やられたわ。

完璧やられたわ。

まとめ

今回この記事を書いてみて思ったことは、碇シンジ君のように人々に共感を得るには色んなシュチュエーションが必要ということですね。

それと、アニメの中で確実に成長していく過程が目に見えているのがミソ。頑張っている奴は応援したくなっちゃうもん。

僕みたいな何も頑張っていない平凡な人間が、碇シンジ君のマネをしたからと言って共感は生まれない…むしろ世間に冷ややかな目で見られるってことですよ。

ですので、世間に共感してもらいたいなら自分の置かれている立場や環境を判断してからカッコイイセリフを言い放つようにしましょう!(それでいいのかよ)

そうすれば、あなたも「現実の碇シンジ君」になれるのでは?

 

それではこの辺で!

 

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