スラックス「ケツ破り事件」勃発

突然ですが、みなさんはスーツ勤務ですか?それとも私服ですか?

 

僕が勤務している今の会社は私服なのですが、以前勤めていた会社はバリバリスーツのサラリーマンでした。

そして、その毎日着ていたスーツのおかげで事件が起こったことがありますのでここに書き留めておきます。

スラックス「ケツ破り事件」開始

それはまだ残暑が厳しい9月の出来事でした。

僕はその当時「ビルメンテナンス業」の仕事についておりまして、主に業務管理を行っておりました。

仕事内容としましては「パートさんの勤怠管理」「事務仕事」でした。

ですので、毎日スーツを着て事務所へ行きPCとにらめっこしながら1日が終わるというクソつまらない典型的なサラリーマン生活を送っていたのです。

そして事件は起きました。

いつものように、朝出勤して仕事をしておりお昼に差し掛かったくらいの時です。

 

僕「あのファイルどこだっけ?」

必要なファイルを探そうとしゃがんだその時ッ!

 

 

「ビリッバリビリッビリビリッ」

 

 

?!ッ

 

 

いやな音がした。

 

まさかな…僕はそう思いながら自分のおしりに手を触れてみると素材がスーツではないッ!この安っぽい生地はガラパンッ?!

辺りをキョロキョロする自分。大丈夫だ…誰にもバレていない。

そして再確認するために目視する自分…

 

破れてる…スラックスのお尻が破れてる。

 

その時、ふとスラックスを買った時の母との会話を思い出した。(当時独身)

 

母「そんな安物でいいのー?」

僕「いいんだよ。トップバリューで。どうせ消耗品だろ?金かける奴がバカなんだよ!」

母「そう。あんたがいいならいいけど。」

 

自分…バカでした。本当に大馬鹿野郎でした。

 

さて、どうする。この状況。

今立ち上がると確実にパートのやかましいおばちゃんにバレる。そう、そのおばちゃんはファイルが置いてある棚のすぐ隣に陣取っているのである。

 

「こいつにバレたら会社中に言いふらされる」

 

それだけは回避したい僕は5分くらいファイルを探しているふりをしてその場にしゃがみ込んでいた。

すると丁度よく電話が鳴る…

 

「はい、〇〇株式会社です」

威勢よくおばちゃんが電話に出る。

 

よしッ!今しかない!

僕はお尻をおさえながら小走りし、颯爽とバックヤードへ駆け込んだ。

 

「ハァハァ…」

「誰にも見られなかったか?よし…とりあえずは隠れることに成功したな」

 

無事に隠れることに成功した僕はバックヤードでスラックスを脱ぎ、どのくらい破れたのかを確認してみることにした。

 

「結構破れてんな…」

 

そう、確認してみたらお尻からあそこ部分までごっそりと破れていた。しかし、まだお昼の時間。退社までは最低でもあと5時間はあったのだ。

ついに見つかる!

「考えていても始まらない…何か応急処置が出来るものはないのか?」

 

辺りをキョロキョロしていたその時…

 

 

ガチャッ!!

 

 

 

?!ッ(ビクッ)

 

 

「まずい!誰か入ってきた!!」

 

しかし時すでに遅し…勢いよく振り返るとそこには会社のアイドル的存在23歳のマドンナの姿があった。

 

マドンナ「だんキチさん!何してるんですかぁ?(ニコリ)」

そう言いながらマドンナが近寄ってくる!

 

僕「来るな!こっちへ来るな!頼むから来ないでくれ!」

そう心の中で発狂していたことも虚しくマドンナが僕の目の前に立ったその時…

 

マドンナ「キャッ!!なんでパンツなんですか?!」

マドンナはアニメのように両手で顔を覆いつくし、指の間からこちらを見ていた。

「このままでは変態扱いされる」そう思った僕はとっさにスラックスを掲げ…

 

僕「しゃがんだらスラックス破れちゃってさ…」

マドンナ「エッ?!大丈夫ですか?!(赤面)」

 

なんとか変態疑惑は否定することに成功した。

しかしマドンナはモジモジしながら赤面している。なんて可愛い奴なんだ。

正直、今押し倒して…

「何恥ずかしがってんだよマドンナちゃん…このうまい棒をねじ込まれたいのかぃ?」

と行為に移行したい気持ちが芽生え始めたが、スラックスが破れた恥ずかしさの方が勝手いた為そのような行為へ発展はしなかった。

 

マドンナ「ホッチキス持ってきますか?(赤面)」

 

?!ッ

 

ホッチキス?!それは紙と紙を瞬時に合体させることが出来る奇跡の事務用品!

それをスラックスに使用するだとッ?!恐れ入ったマドンナちゃん!

 

僕「お願い…出来る?(ボッキー)」

マドンナ「じゃ今持ってきますね!(ニコー)」

 

タッタッタッ…ガチャッ!

 

小走りでマドンナちゃんが走って行った。

「フー」と一息ついていると、また小走りで戻ってくるマドンナちゃんの姿。

 

マドンナ「持ってきましたよ!(ニコリ)」

 

可愛い…舐めまわしたい…全身舐めまわしたい…そう思ったが今はスラックスが優先だ。

 

「ガチャン…ガチャン…ガチャン…ガチャン」

 

ホチキスでスラックスの破れた部分をとめてみたら意外と綺麗に修復出来た。

 

僕「マドンナちゃんありがとう!おかげで助かったよ(ハハハ)」

マドンナ「もうッ!しっかりして下さいよ!(赤面ニコリ)」

 

そんな会話で和んでいましたが、僕のアソコはビンビン!なのですかさず…

 

僕「お礼と言ってはあれだけど、今夜飲みにいかない?おごるよ!」

そう言うと、マドンナちゃんは可愛い口元を開き…

マドンナ「すみません…今日彼氏の家に泊まる予定があるんですよ(申し訳)」

 

 

 

だんキチアウトーーーー!!!!!

 

 

 

頭の中で「絶対に笑ってはいけない24時」の名コールが響きわたったのでした。

いいのだよ。その瞬間僕のアソコはゆっくりとしぼんで行くのでありました。

その後

スラックスをホチキスでとめた後は普通に業務をこなし、定時で上がりました。

家に帰ってから速攻で着替え、紳士服の青山で少しいいスーツを買ったことは言うまでもありません。

また、マドンナちゃんはそれから3か月くらいして出来婚で退社。淡い期待は微塵もありませんでしたね。

そして、このスラックス「ケツ破り事件」で学んだことは…

 

 

スラックスが破れると、自分の心も破れると言うこと。

 

 

皆さんもスラックス破れには気をつけて下さい。

別の意味でも破れる恐れがありますので。

 

それでは今回もくだらない話にお付き合い頂きまして誠にありがとうございました。

また次回お会いしましょう!

さようなら。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)